【保存版】ゲームの歴史を1960年〜2020年まで具体的に徹底解説!

日本で家庭用ゲーム機が普及し始めてから40年ほどが経ち、今では約6割の人が据え置き型ゲーム機を所有するほど、ゲームは身近な存在となりました。 また、2010年頃からはスマートフォンの普及により、スマホゲームやソーシャルゲームの人気が高まってきています。この記事では、今日に至るまでのゲームの歴史について解説していきます。

ゲームの歴史一覧表まとめ

ゲームの歴史一覧表まとめ

ゲームが誕生し、今に至るまでの主な出来事は以下の通りです。

1960年代  ビデオゲームの技術的基盤が築かれ始めた時代で、コンピューターとエンターテイメントを結びつけるための実験が行われ始める。
1970年代ビデオゲームの商業化が始まり、アーケードゲームが登場する。アメリカで世界初の家庭用ビデオゲーム「Magnavox Odyssey」が開発される。
1980年代家庭用ゲーム機が一気に普及した「黄金時代」で、任天堂が発売したファミリーコンピューター(ファミコン)が世界的ヒットを記録する。
1990年代家庭用ゲーム機の技術が飛躍的に進化し、3Dグラフィック技術を搭載したゲーム機が次々と登場する。ソニーが発売したプレイステーションは、ゲーム業界に新たな革命をもたらす。
2000年代マイクロソフト社が家庭用ゲーム機市場に参入し「X box」を発売。据え置き型ゲーム機だけでなく、ニンテンドーDSやプレイステーションポータブルといった携帯型ゲーム機の人気も高まる。
2010年代VR・AR技術を取り入れたゲームが普及し始める。スマートフォンの急速な普及によりスマホゲームやソーシャルゲームが流行し、ポケモンGOが世界的なヒットを記録する。
2020年代新型コロナウイルスの世界的な流行により、1人で過ごす時間が増えたため、ゲームがソーシャル交流の手段としても使用されるようになる。eスポーツの人気が高まってきており、プレイするだけでなく観て楽しめるエンターテイメントとしての地位も確立してきている。

1960年代のゲームの歴史

1960年代のゲームの歴史

1960年代は、ビデオゲームの技術的基盤が築かれ始めた時代です。具体的には、コンピュータとエンターテイメントを結びつけるための実験が行われていました。

この頃は、大学や研究所にあるメインフレームのコンピュータが使われており、一般の人が遊ぶためではなく、プログラミング学習や実験の一環で開発が行われています。

1962年に、アメリカのマサチューセッツ工科大学の学生および関係者によって「Spacewar!」が開発されました。

2人のプレイヤーが宇宙空間で飛行機を操作して戦うゲームで、大型コンピュータ「PDP-1」にて動作します。この時期は「ゲーム機」といった概念はなく、コンピュータでの操作となります。

ちなみに、日本では電気と機械を組み合わせた「エレクトロ・メカニカルゲーム」がアミューズメント施設に設置され始めています。後のアーケードゲームの基礎となるゲーム機でした。

1970年代のゲームの歴史

1970年代のゲームの歴史

1970年代は、ビデオゲームの商業化が始まった頃で、アーケードゲームが登場します。公共の場所に設置されるようになり、多くの人がゲームを楽しむようになりました。

1972年には、世界初の家庭用ビデオゲーム機「Magnavox Odyssey(マグナボックス・オデッセイ)」がアメリカで開発・販売されます。

日本でも1978年にタイトーから「スペースインベーダー」が発売され、日本中で大ヒットしました。プレイヤーが宇宙船を操作して敵を打ち落とすシューティングゲームで、多くの人がゲームセンターに集まり社会現象となります。

今となっては、世界を代表するゲームメーカーとなった「任天堂」も、この頃に電子ゲーム市場へと参入を始めています。家庭用ゲームの可能性を探るさまざまな商品が開発されており、後のファミリーコンピュータ(ファミコン)の大ヒットに繋がっていきます。

1980年代のゲームの歴史

1980年代は、家庭用ゲーム機が一気に普及した「黄金時代」と言えます。任天堂やセガといった、日本のゲームメーカーが世界市場に進出し、ゲーム機とゲームソフトの両方で革新を起こしました。

この頃に大ヒットしたのが、任天堂が発売した「ファミリーコンピューター(ファミコン)」です。日本だけでなく、アメリカやその他の地域でも販売され、任天堂は家庭用ゲーム機市場で知らない人がいないほどのゲームメーカーとなりました。

ファミコンのゲームソフトで特に人気となったのが「スーパーマリオブラザーズ」で、定番シリーズとしての地位を築いていきます。

その翌年、1986年に発売された「ゼルダの伝説」では、オープンワールド要素によるプレイの自由度が加わり、後のゲームに大きな影響を与えました。

セガも任天堂に対抗する形で「セガ・マスターシステム」を発売しており、高度なグラフィックスで人気を集めています。

アーケードゲームに関しても「パックマン」や「ドンキーコング」などが大ヒットし、世界中の人々がゲームを楽しむようになっていきます。

参考:ファミコン年表|任天堂株式会社

1990年代のゲームの歴史

1990年代は、家庭用ゲーム機の技術が飛躍的に進化し、3Dグラフィック技術を搭載したゲーム機が次々と登場していきます。この時期になると任天堂・セガに加えてソニーもゲーム市場で台頭し始めます。

各メーカーが、世界中で支持を得たゲーム機は以下の通りです。

  • 任天堂:スーパーファミコン

1990年に、任天堂がファミコンの次世代機として販売したゲーム機で、16ビットになったことにより、さらに鮮やかなグラフィックと複雑なゲームプレイが可能になりました。主なゲームソフトには「星のカービィ」や「ドラゴンクエスト」などがあります。

  • ソニー:プレイステーション

ソニーが1994年に発売したプレイステーションは、3Dグラフィックス技術を活用したリアルなビジュアルが、ゲーム業界に新たな革命をもたらしました。

「ファイナルファンタジー」や「メタルギアソリッド」は、ビジュアルだけでなく深いストーリー性でも高い評価を得ています。

  • セガ:セガ・サターン

セガが1994年に発売したセガ・サターンはスーパーファミコンを超える32ビットの家庭用ゲーム機で、アーケードゲームを家庭用に移行することに力を入れています。具体的には「バーチャファイター」や「デイトナUSA」などがあり、アーケードファンを中心に高い支持を得ています。

この頃には、インターネットが徐々に普及し始めたことで、オンラインで他のプレイヤーと協力や対戦ができるゲームも誕生し始めます。

2000年代のゲームの歴史

2000年代

2000年代になると、プレイステーション2やニンテンドーゲームキューブといった、次世代機が販売されます。また、2001年には、マイクロソフト社が家庭用ゲーム機市場に参入し「X box」を発売しました。

  • ソニー:プレイステーション2

2000年に発売されたプレイステーション2は、さらに向上したリアルな世界観が評価されて、ゲーム機市場で圧倒的なシェアを誇りました。DVDプレーヤーとしての機能が搭載されていたことも、支持を得た理由の1つです。

  • マイクロソフト:X box

X boxは、PC技術を取り入れた強力なハードウェアを搭載しており「Halo(ヘイロー)シリーズ」が大ヒットしました。「Xbox Live」というオンラインサービスを提供し、インターネットを通じて対戦できる機能をいち早く取り入れたことでも有名です。

  • 任天堂:Wii

任天堂が2000年代に発売したゲーム機の中でも、特に注目を集めたのが「Wii」です。従来のゲーム機と異なり、体感型コントローラーを用いた操作が特徴で、体全体を使って楽しめるようになりました。「Wii Sports」は、普段ゲームをやらない層にもヒットし、新たなユーザー層の開拓に成功しています。

2000年代は、据え置き型ゲーム機だけでなく「ニンテンドーDS」や「プレイステーションポータブル」といった、携帯型ゲーム機も高い支持を得ています。

2010年代のゲームの歴史

2010年代のゲームの歴史

2010年代は更なる技術革新により、性能が向上した「プレイステーション4」や「ニンテンドースイッチ」などが販売されます。この他では、VR・AR技術を取り入れたゲームが普及し始めています。

「プレイステーションVR」は、ヘッドセットを装着することで、ゲーム内の世界に入り込んだような体験ができるようになりました。AR技術に関しても「ポケモンGO」といったスマートフォン向けゲームが世界的なヒットを記録しています。

スマートフォンの急速な普及により、モバイルゲーム市場の需要が高まっていきます。

2020年代のゲームの歴史

2020年代のゲームの歴史

2020年代前半は、技術の進歩だけでなく、パンデミックの影響による大きな変革を迎えます。

2020年以降に発売されたプレイステーション5は、ハードウェアの性能が向上したことにより、実写と見間違うほどリアルなグラフィックを実現しています。この他ではXbox Series X/Sが発売されました。

この頃は、新型コロナウイルスが世界的に大流行したことで、人々の生活リズムが大きく変化していきます。自宅にいる時間が増えたことで、ゲームがソーシャル交流の手段にもなりました。

任天堂が発売した「あつまれ どうぶつの森」は、人々が仮想の島で友人と集まり交流する場として利用されるようになり、大人気になりました。

近年は「eスポーツ」の人気が高まってきており、プレイするだけでなく、観て楽しめるエンターテイメントとしての地位も確立しつつあります。

今後のゲーム業界の発展性

今後のゲーム業界の発展性

今後のゲーム業界は、さらに技術革新と多様化が進むと予想されています。クラウドゲームが普及したことで、スマホやゲーミングPCといったデバイスでもゲームが楽しめるようになりました。

メタバースの発展により、仮想空間での交流も広がってきており、ゲームの新たな価値が創出されていくでしょう。VR・ARも進歩し続けており、さらにリアルな体験ができるゲームが誕生していくと予想されています。

まとめ

まとめ

ゲームの歴史は、1960年代から現代に至るまで、技術革新と市場の変化に伴って進化してきました。1970年代には、世界で初めての家庭用ゲーム機が誕生し、アーケードゲームと共に据え置き型ゲーム機を主流に発展してきています。

2010年頃にはスマートフォンが普及したことで、スマホゲームを中心としたソーシャルゲームの需要が高まります。近年は、スポーツの1つとしても楽しまれるようになってきており、ゲーム人口は今後さらに高まっていくでしょう。

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