ゲーム業界の志望動機を例文とともに紹介!選考突破する書き方と6つの注意点
ゲーム業界への就職で志望動機は何を書けばいいのか、悩んでいる方も多いでしょう。志望動機は、採用担当者が合否を決めるうえで、自身の印象やアピールをするために必要不可欠な欄です。ゲーム業界に興味を持って、企業に就職をする方も多いなかで、志望動機の書き方や記入する内容のポイントを押さえていないと、選考されない可能性があるでしょう。 この記事では、ゲーム業界の会社に応募する際の志望動機の書き方や、注意点を解説します。また、未経験者や経験者が会社に志望する際の例文も紹介しますので、作成の参考にしてみてください。
ゲーム業界の基本的な志望動機の書き方
ゲーム業界の会社に応募する際の基本的な志望動機の書き方は、以下のとおりです。
〈ゲーム業界での志望動機の書き方〉
・ゲーム業界を志望した理由を書く
・なぜ企業を志望したのかを説明をする
・希望する職種で活躍するための実績経験やスキルを伝える
・自分が企業に対して貢献できることをアピールする
それぞれ詳しく解説します。
ゲーム業界を志望した理由を書く
まずは一言でゲーム業界を志望した理由を書きましょう。「ゲーム業界でどんな結果を残したいか」「何に貢献したいか」などの意欲を述べることで、採用担当者に自身の熱意や目的意識を理解してもらうためです。たとえば「私はゲーム業界でゲームを通じて人々に楽しさや感動を提供したく、貴社で成長し続けたいため志望しました」と、結論を伝えます。しかし、自分の意欲が思い浮かばない場合は、ゲーム業界に対してのリサーチ不足と言えます。そのため、ゲーム業界で働いている人を調べたり、実際にゲーム業界で働いている人にインタビューをしたりしてみると、書きやすくなるでしょう。
なぜ企業を志望したのか説明をする
企業を志望した理由を具体的に説明しましょう。なぜなら、採用担当者に自分が企業に対して深く理解し「その企業で働きたい」と、明確に伝えるためです。そのため、企業の社風や社員の人柄、強みなどをしっかりと理解しておく必要があります。そして、その企業にしかない魅力ポイントを具体的に伝えることで「この企業でなければならない」という理由を明確にします。
希望する職種で活躍するための実績経験やスキルを伝える
希望する職種で活躍するための実績や経験、スキルを伝えましょう。採用担当者は「即戦力」や「成長意欲」を兼ね備えている人材を欲しています。そのため、自身が志望する職種に関する経験や能力がアピールポイントになるからです。たとえば、ゲームプログラマーを志望したい場合の伝え方は、以下のとおりです。
「私は、大学でC++を用いたゲーム制作に取り組み、完成度の高いゲームを開発した経験があります。また、Unityを活用して自作のミニゲームを公開したところ、多くのポジティブなフィードバックを得られました。」
上記のように、自分が希望する職種に関した実績経験やスキルを具体的に伝えることで、採用担当者に企業で活躍できる可能性を示せるでしょう。
自分が企業に対して貢献できることをアピールする
自分が入社して、企業に対して貢献できることをアピールしましょう。「企業に対して何を成し遂げられるのか」「企業に対して自分は何ができるのか」を伝えることで、企業に自分の必要性をアピールできます。たとえば、以下のとおりです。
「持ち前のプログラミングスキルを活かして、ゲーム開発の即戦力として企業に貢献したいです。」
上記のように、自己分析や今までの実績経験、スキルなどの強みがどんな形で企業の目標達成や課題解決に役立つかを明確にする必要があります。最後の締め言葉には「以上の理由から貴社を強く志望します」と付け加えれば完成です。
【未経験者】ゲーム業界の志望動機の例文
未経験者が志望動機を書く場合の例文を紹介します。
私は、ゲームを通じて多くの楽しさや感動を得てきた経験から、ゲーム業界で働きたいと強く考えています。その理由は、ゲームには人々を夢中にさせ、現実を忘れさせるだけでなく、困難を乗り越える勇気やチームワークの大切さを教えてくれる力があるからです。とくに、貴社の開発した「〇〇」というゲームタイトルは、友人と絆を深めるきっかけとなりました。今でもプレイ中に戦略やストーリーについて語り合った時間を、鮮明に覚えています。私の思い出にあるゲームが「誰かに喜びを届けたい」という想いを抱かせた原点です。
大学ではプログラミングやデザインを学び、簡単なゲーム制作に取り組みました。この経験を通じて、ゲーム開発には多くのプロセスとチームワークが必要であることを学びました。私は、習得したスキルや経験を活かして、貴社の一員としてチームに貢献し、価値ある作品作りに取り組みたいと考えています。
未経験の方は、実績やゲーム制作の経験が少ないです。そのため「ゲーム業界で仕事をしたい」と決めたきっかけを、具体的に説明することがポイントです。
【経験者】ゲーム業界の志望動機の例文
経験者が志望動機を書く場合の例文を紹介します。
私は、プログラマーとして3年間Unityを使用したアクションゲームやモバイルアプリの開発に携わってきました。この経験を活かして、より挑戦的なプロジェクトに参加し、ゲームを通じて多くの人に感動を届けたいという想いから転職を決意しました。ゲーム業界は常に進化を続けており、新たな可能性に挑戦する場として最適だと考えています。
貴社を志望した理由は「〇〇シリーズ」をはじめとする独創的なシステム設計や、業界をリードする魅力的なゲームタイトルを生み出している点です。私は、貴社の革新的な開発環境のなかで、自分のスキルを最大限に発揮したいと考えています。
これまでのキャリアでは、コアシステムの設計や性能向上に力を注ぎ、成果を上げてきました。具体的な実績は、ゲームエンジンの最適化を行い、フレームレートを大幅に向上させたことです。この経験をもとに、新規タイトルの開発や既存作品の改善に積極的に貢献します。
経験者が志望動機を書く場合は、前職で培った実績スキル、ゲーム制作での活躍を具体的に書きましょう。具体的に内容を書くことで、採用担当者から「有力な人材」と判断され選考に良い影響を与えることができるでしょう。
ゲーム業界の志望動機のNG例文
一方、志望動機のNG例文を紹介します。
私はゲームが大好きで、貴社のゲームに感銘を受け志望しました。貴社では多くの人気タイトルを開発しているため、自分もその一員として貢献したいと考えています。入社後は、これまで学んだ知識を活かし、素晴らしいゲーム開発を目指して努力したいです。
上記の例文は、志望動機が曖昧で具体的な根拠がありません。「どのゲームに感銘を受けたのか」「どのようなスキルや経験を活かせるのか」といった、詳細が不足しています。
ゲーム業界の志望動機を書く際の6つの注意点
ゲーム業界で志望動機を書く際の注意点は、以下の6つです。
〈志望動機を書く際の注意点〉
1. 企業に応募する理由が同じになっていないか
2. 熱意はあるが志望理由が具体的ではないか
3. ゲーム業界や企業形態を理解しているか
4. 自分の希望する企業と目的がズレていないか
5. 一般的すぎる表現を使っていないか
6. ネガティブな印象を与えていないか
それぞれ詳しく説明します。
1. 企業に応募する理由が同じになっていないか
志望動機を書く際は、他の企業に応募する理由と同じになっていないか確認をしましょう。企業は、応募者が特別な興味や関心があるかを重視します。同じ内容を使い回ししていると、企業への熱意や理解不足を感じさせてしまう恐れがあります。そのため、企業ごとにリサーチをして、特徴を取り入れることが大切です。他社との差別化を図った応募理由を書きましょう。
2. 熱意はあるが志望理由が具体的ではないか
志望動機を書く際は、ゲームの熱意だけでなく具体的な志望理由を伝える必要があります。たとえば、具体的ではない理由は、以下のとおりです。
- 〇〇のゲームが好き
- 人を喜ばせたい
- ゲームを開発して人々に感動を与えたい
- ゲーム業界に憧れている
このような表現では、応募者との差別化ができません。したがって、志望する企業の制作姿勢について深く理解し、共感しているかを重視することが大切です。
3. ゲーム業界や企業形態を理解しているか
志望動機を書く際は、ゲーム業界や企業形態を理解しておくことが重要です。ゲーム業界にはコンシューマーゲームやモバイルゲームなど、さまざまな分野があります。また、大手・中小企業ではターゲットや制作方針、開発規模が異なるため、求めている人材も変わります。たとえば、ゲーム業界や企業形態を理解している書き方とは、以下のとおりです。
「貴社の〇〇シリーズは、リアルなグラフィックと緻密なストーリーテリング※が特徴的です。〇〇シリーズを支えている開発プロセスに魅力を感じています」
※ストーリーテリングとは、人に「物語」を使って伝える手法
このように、志望先の特徴を理解してアピールすることで、ゲーム業界や企業への熱意が伝わるでしょう。
4. 自分の希望する企業と目的がズレていないか
志望動機を書く際は、自分の希望する企業と目的がズレていないか確認しましょう。企業の目的や未来像に自分の目標を重ねてみると、説得力のある志望動機が作れます。しかし、企業の方向性と一致していない場合は、採用担当者から理解不足と認識されるでしょう。そのため、以下のような具体例を挙げることで、企業にアピールできます。
「貴社の〇〇シリーズは、ストーリー重視のゲーム作りで高い評価を得ています。私もストーリー性を重視した企画を通じて、多くの人々に感動を届けたいと考えています」
このように、自分が希望する企業と目的のズレを無くすことで、採用担当者に企業への共感を伝えることができ、好印象を与えられます。
5. 一般的すぎる表現を使っていないか
志望動機を書く際は、一般的すぎる表現を避けましょう。一般的すぎる表現とは、具体的に以下のとおりです。
- ゲームが好きだから
- やりがいがあるから
- 勉強したいから
- 成長したいから
- 楽しませたいから
このような表現は、具体的な理由や背景、どのように貢献できるかなどが採用担当者に伝わりにくいです。したがって、一般的な表現を使うだけでなく、具体的なエピソードを通じてゲーム業界や、応募する企業に対しての熱意とスキルを伝えられると、採用担当者に強い印象を与えられるでしょう。
6. ネガティブな印象を与えていないか
志望動機を書く際は、採用担当者にネガティブな印象を与えていないか確認しましょう。ネガティブな印象とは、以下のとおりです。
- 前の職場で人間関係が良くなかったから
- 前の職場で給料面に不満があったから
- やりがいを感じなくなったため
このような印象が含まれていると、自身の意欲や適性が疑われる可能性があります。そのため、志望動機が「貴社で成長したい」場合であれば、以下のような表現にしましょう。
「前職で得た〇〇の経験を活かし、貴社で新しい挑戦を通じてさらに成長したいです」
すると、前向きな意欲を伝えつつ、前職への感謝も示すことが可能です。したがって、ネガティブな印象は避け、前向きでポジティブな内容を書き込むことで、採用担当者に好印象を与えられます。
まとめ
今回は、ゲーム業界の会社に応募する際の志望動機の書き方や、注意点を解説してきました。
ゲーム業界での志望動機は、採用担当者に自分の熱意やスキルを具体的に伝えることが重要です。例文や注意点を参考にしつつ作成してみてください。そして、ゲーム業界やゲーム会社に就職や転職を検討している方は、この記事で紹介した志望動機の書き方が手本として、お役立てていただけましたら幸いです。