【注目】世界のゲーム会社売上ランキングTOP10を公開!将来の市場動向についても解説

「世界のゲーム会社の市場が知りたい」と思ったことはありませんか?ゲーム業界は年々急速に進化しており、企業ごとの売上によって影響力も大きく変化しています。 しかし「世界でどの企業がトップなのか」「今後のゲーム会社の市場動向はどうなるのか」と気になっていても、自分で情報を調べるのは大変です。そこでこの記事では、世界のゲーム会社売上をランキング10選で発表します。また、市場動向も詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

世界ゲーム会社の市場動向

世界ゲーム会社の市場動向

今後、世界のゲーム市場は、クラウドゲーミングの進化やeスポーツの成長、メタバースの発展などが主要トレンドとして拡大し続けるでしょう。ゲーム業界は、技術の進歩とライフスタイルの変化によって、急速に変化しています。具体的には「Xbox Cloud Gaming」のように、デバイスを問わずゲームを楽しめる環境を提供しているものや「Roblox」のように、仮想空間での交流やイベントを可能にした新たなゲームの楽しみ方があります。

このように、より多くの人が手軽に新たなプレイスタイルを生み出していくため、早いスピードで進化し続けていくでしょう。また、ゲーム競技としてエンターテイメント市場を盛り上げたり、友人や多国籍間での交流やイベントの参加などのプラットフォームが増えていく可能性が高くなると考えられます。

世界のゲーム会社売上ランキングTOP10を公開

世界のゲーム会社売上ランキングTOP10を公開

世界のゲーム会社の売上をランキング形式で10位まで発表します。

  1. Microsoft:アメリカ
  2. ソニー:日本
  3. Tencent(テンセント):中国
  4. Garena(ガレナ):シンガポール
  5. NetEase(ネットイース):中国
  6. コナミホールディングス:日本
  7. Electronic Arts(エレクトロニック・アーツ):アメリカ
  8. バンダイナムコ:日本
  9. 任天堂:日本
  10. スクウェア・エニックス:日本

それぞれ詳しく紹介していきます。

1位|Microsoft(マイクロソフト):アメリカ

2024年第2四半期、Microsoftの売上高は約9兆1500億でした。クラウドサービス「Azure」や「Microsoft 365」の成長が、主な要因となっています。

会社名Microsoft(マイクロソフト)
売上高(2024年度)約9兆1500億円
代表作品・オーバーウォッチ
・ワールド・オブ・ウォークラフト

Microsoftは、1975年に設立されたアメリカ・ワシントン州に本社を構える企業です。クラウドやAI、ゲーム事業の成長により安定した業績を維持し続けています。また、ゲーム事業ではXbox関連のサービスが好調です。Activision Blizzard(アクティビジョン・ブリザード)の買収により市場での存在感を強めています。

2位|ソニー:日本

2024年4〜9月期、ソニーの売上高は5兆9172億円でした。ゲームやエンターテイメント、半導体などの事業収益が安定しているからです。

会社名ソニー
売上高(2024年度)5兆9172億円
代表作品・The Last of Us
・God of War
・Horizon

ソニーは、1946年に東京都港区で創業され、ゲームだけでなく金融や音楽など多岐にわたって事業を展開しています。とくにゲーム事業は、1994年に初代「PlayStation」を発売して以来、「PlayStation5」まで世界中のユーザーから高い評価を得ています。また、サブスクリプションサービス「PlayStation Plus」も会員数を増加させ、収益に大きく貢献しました。ほか事業も積極的に参入しているため、さらなる拡大に期待されています。

3位|Tencent(テンセント):中国

2024年第2四半期、Tencentの売上高は、1611億1700万元(約3兆3107億円)でした。前年同期比8%増の結果であり、ゲーム事業の回復と、ネット広告事業の好調が主な要因です。

会社名Tencent(テンセント)
売上高(2024年度)約3兆3107億円
代表作品・Honor of Kings(王者荣耀)
・PUBG Mobile

Tencentは、1998年に設立され、中国広東省深圳市に本社を構える中国最大のテクノロジー企業です。ゲーム開発はもちろん、インターネットサービスやソーシャルメディアなども手がけています。Tencentは、さまざまな事業展開により、世界中のユーザーと企業に価値を提供し続けるでしょう。

4位|Garena(ガレナ):シンガポール

2024年第2四半期、Garenaの売上高は、38億ドル(約5624億円)でした。「Free Fire」というゲームの継続的な人気と、eスポーツ事業の展開が要因です。

会社名Garena(ガレナ)
売上高(2024年度)約5624億円
代表作品・Free Fire
・League of Legends
・Heroes of Newerth

2009年に設立したGarenaは、シンガポールを拠点とするデジタルエンターテインメント企業です。現在は親会社である「Sea Limited(シーリミテッド)」の一部として、東南アジアや台湾を中心に事業を展開しています。また、eコマースの「Shopee」や金融サービスの「SeaMoney」も手掛けています。今後はグローバル展開や、メタバース関連事業にも力を入れていくようです。

5位|NetEase(ネットイース):中国

2024年第3四半期の売上高は、262億元(約5593億円)でした。前年同期比で3.9%減という結果であり、力を入れている「荒野行動」や「第五人格」などゲームの収益が減少したのが主な原因です。

会社名NetEase(ネットイース)
売上高(2024年度)約5593億円
代表作品・荒野行動
・陰陽師
・第五人格

NetEaseは、1997年に中国広東省で創業され、主にオンラインゲーム事業に力を注いでいる企業です。また、eコマースや音楽ストリーミングなど、幅広い分野で事業を展開しています。具体的には、以下のとおりです。

  • eコマースプラットフォーム「Kaola(考拉海購)」や「Yanxuan」を運営
  • 中国最大級のメールサービス「163.com」の提供
  • 音楽ストリーミングサービス「NetEase Cloud Music」の提供

NetEaseは、オンラインゲーム事業を中心に、さまざまな分野で活躍が期待されるでしょう。

6位|コナミホールディングス:日本

2024年3月期、コナミホールディングスの売上高は、3603億1400万円となりました。前年比よりも14.6%増加しています。なぜなら、多数の事業で大幅な収益の増加が達成されたからです。

会社名コナミホールディングス
売上高(2024年度)3603億1400万円
代表作品・ウイニングイレブン
・遊☆戯☆王
・メタルギア

コナミホールディングスは、1969年に創業され、1980年代の「スペースインベーダー」ブームによってゲーム事業に参入しました。現在はゲームを始め、スポーツやアミューズメントなど幅広い事業を展開しています。今後も新たな事業拡大と販売数の好調により大幅な収益の増加を達成していくことが期待されています。

7位|Electronic Arts(エレクトロニック・アーツ):アメリカ

2024年第3四半期、Electronic Artsの売上高は、約22億2000万ドル(約3470億円)でした。新しいゲーム作品「EA Sports FC 2025」と「ドラゴンエイジ:ヴェイルの守護者」の販売業績が低かったため、予想より売上高が低かったようです。

会社名エレクトロニック・アーツ
売上高(2024年度)約3470億円
代表作品・Apex Legends
・シャドウ オブ ザ ダムド
・StarWars ジェダイ:サバイバー

Electronic Artsは、1982年に設立された、アメリカを代表するゲーム会社の一つです。スポーツゲームやアクションゲーム、RPGなど幅広いジャンルのゲーム開発と販売を行っています。近年「EA Play」のようなサブスクリプションサービスのデジタル戦略強化と、モバイルゲーム市場に新たな収益源を育成しています。そのため、今後ゲーム業界を引っ張っていく新たな存在として注目されるでしょう。

8位|バンダイナムコ:日本

2024年3月期、バンダイナムコエンターテインメントの売上高は、2542億4100万円でした。前年と比較して12.2%減少しています。売上の減少理由は、新作オンラインゲームの販売が予想より大きく下回ったからです。

会社名バンダイナムコエンターテインメント
売上高(2024年度)2542億4100万円
代表作品・ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON
・鉄拳8
・ELDEN RING

バンダイナムコエンターテインメントは、日本を代表する総合エンターテインメント企業です。玩具やゲーム、アニメなど多岐にわたる事業を展開しています。ネットワークコンテンツでは「DRAGON BALL」シリーズや「ONE PIECE」などの主力アプリが進化し続けています。今後の事業戦略として、バランスの取れたゲーム構築や開発体制の強化を進め、高品質な提供を求められるでしょう。

9位|任天堂:日本

2024年4〜6月期、任天堂の売上高は2466億円でした。前年同期に比べると、売上が47%減少しています。「Nintendo Switch」が発売8年目に突入し、市場での新規需要が減少したことが原因です。

会社名任天堂株式会社
売上高2466億円
代表作品・「ゼルダの伝説」シリーズ
・「スーパーマリオ」シリーズ
・「ポケットモンスター」シリーズ

任天堂は、1889年京都府に本社を構える世界的ゲームメーカーの企業です。ファミコンやスーパーファミコンなど、数々の家庭用ゲーム機を生み出しました。2026年4月には、人気ゲームシリーズ「スーパーマリオ」の新作映画が日本で上映される予定です。そのため「スーパーマリオ」の大ヒットによって、業績が上がる見込みがあると考えられるでしょう。

10位|スクウェア・エニックス:日本

2024年3月期、スクウェア・エニックスの売上高は2453億5700万円でした。人気アニメ「薬屋のひとりごと」が前年を上回り1%増収したからです。

会社名スクウェア・エニックス・ホールディングス
売上高(2024年度)2453億5700万円
代表作品・「ファイナルファンタジー」シリーズ
・「ドラゴンクエスト」シリーズ

スクウェア・エニックスは、2003年に「スクウェア」と「エニックス」の2社が合併して誕生した企業です。主にゲーム開発・販売を中心に、アミューズメント施設運営や映画製作など幅広く事業を展開しています。とくに「FINAL FANTASY XVI」を中心に安定した収益を上げ、デジタルサービスの拡大が引き続き重要な戦略とされています。スクウェア・エニックスは、今後も新作ゲームのリリースと、オンラインサービスの強化を通じて成長を目指していくでしょう。

まとめ

世界のゲーム会社ランキングまとめ

今回は、2024年世界ゲーム会社の売上ランキングを発表し、詳しく解説してきました。10位中5つは日本企業が占めていました。ゲーム事業だけでなく音楽やアミューズメントなど、幅広い事業を展開させ、売上につなげています。今後も日本のゲーム会社はもちろん、世界のゲーム会社の動向に期待が向けられるでしょう。国内や海外のゲーム業界に興味があり、転職を検討している方は、ぜひ「Hiraku agent」に相談してみてください。

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