ゲーム業界で活躍できる職種を部門別に9つ紹介!身につけたい資格やスキルも一挙公開

「ゲーム業界の職種が多くて、自分に合う働き方が分からずに戸惑っている」「どんなスキルや経験が必要なのかわからない」と悩んだことはありませんか?

ゲームが好きで業界を目指す人は多いものの「自分に向いている仕事は何か」「どんなスキルが必要なのか」といった疑問を持つ方は少なくありません。

実際、ゲーム業界にはさまざまな職種が存在し、仕事内容や求められる能力が異なります。

明確な目標を持たずに進んでしまうと「思っていた仕事と違った」と後悔するでしょう。

そこで本記事では、ゲーム業界で活躍できる職種を紹介します。

「ゲーム業界で働きたい」「自分に合った職種を見つけたい」と考えている方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

【企画部門】ゲーム業界で活躍できる職種4選

【企画部門】ゲーム業界で活躍できる職種4選

ゲーム業界で企画を中心とした職種を4つ紹介します。

  1. ゲームプロデューサー
  2. ゲームディレクター
  3. ゲームプランナー
  4. シナリオライター

さっそく見ていきましょう。

1. ゲームプロデューサー

ゲームプロデューサーは、ゲームづくりのスタートからリリースまでを見届け、ゲームを多くの人に届けるためのビジネスを全て統括する職種です。

ゲームプロデューサーの基本情報を以下の表にまとめました。

平均年収約980万円
仕事内容・プロジェクト全体の統括
・予算やスケジュール管理
・チーム編成や管理
・スケジューリング
・宣伝や販売計画の立案と実行 など
資格・CGクリエイター検定
・CGエンジニア検定
・基本情報技術者試験 など
スキル・マネジメント力
・コミュニケーション能力
・問題解決能力 など

ゲームプロデューサーは、ゲーム開発の「司令塔」として、全体を動かす重要な役割です。

特定の資格は求められませんが、プロジェクト全体を見通す視野と責任感が重視されます。

また、幅広いスキルを身につけると同時に、チームを支える能力を磨くことが求められます。

2. ゲームディレクター

ゲームディレクターは、ゲームの中身を具体的に作り上げていくリーダー的役割です。

ゲームプロデューサーがプロジェクト全体の方向性を決めるのに対し、ディレクターはそれを実現するための現場を指揮します。

具体的には、ゲームの企画や仕様書を細かく決め、実際にゲームを作る担当者(プログラマーやデザイナーなど)に指示を出していきます。

ゲームディレクターの基本情報を以下の表にまとめました。

平均年収約839万円
仕事内容・開発チームの進行管理
・品質管理
・スケジュールの作成や管理
・リスク把握
・組織管理 など
資格・基本情報技術者試験
・CGクリエイター検定
・Webクリエイター能力認定試験 など
スキル・問題解決能力
・マネジメント能力
・コミュニケーションスキル など

ゲームディレクターは、開発が計画通りに進んでいるか、ゲームの面白さが失われていないかなどをチェックし、ゲームの品質を高めるための「監督」や「演出」を行います。

3. ゲームプランナー

ゲームプランナーは、ゲームの企画立案から制作、分析や改善に携わる職種です。

ゲームプランナーの基本情報は、以下のとおりです。

平均年収約534万円
仕事内容・ゲームの企画立案
・仕様書の作成
・進行管理
・テストプレイによる改善提案 など
資格・基本情報技術者試験
・CGクリエイター検定
・Webクリエイター能力認定試験 など
スキル・発想力
・マネジメント力
・企画力 など

ゲームプランナーは、ルールやストーリー、登場キャラクターの設定など、ゲームの根幹となる部分を企画し、具体的な仕様書に落とし込みます。

ゼロからゲームの面白さを創造し、それを形にするための設計図を作り上げる大切な役割です。

4. シナリオライター

シナリオライターは、ゲームの世界観やストーリーを構築し、プレイヤーが没入できる物語をつくる職種です。

シナリオライターの基本情報は、以下のとおりです。

平均年収約615万円
仕事内容・ストーリーやキャラクター設定
・セリフやイベントシーンのシナリオ作成
・マルチエンディングの構築
・世界観の説明文作成
資格・Officeソフトスキル
・文章読解・作成能力検定
スキル・想像力
・構成力
・表現力 など

ゲームに深みと感動を与えるほか、多くの人々に支持されるストーリーを生み出すために、世の中のトレンドや社会問題を把握しておくことが大切です。

【制作部門】ゲーム業界で活躍できる職種5選

【制作部門】ゲーム業界で活躍できる職種5選

ゲーム業界で制作を中心とした職種を、以下の5つ紹介します。

  1. ゲームプログラマー
  2. 2Dデザイナー
  3. 3Dデザイナー
  4. テクニカルアーティスト
  5. UI/UXデザイナー

それぞれ詳しく見ていきます。

1. ゲームプログラマー

ゲームプログラマーは、ゲームの「設計図」である企画書や仕様書をもとに、実際にコンピューター上で動くようにプログラムを組む職種です。

また、キャラクターを動かしたり、ボタン操作を可能にしたりする作業も行います。

ゲームプログラマーの基本情報は、以下のとおりです。

平均年収約722万円
仕事内容・動作を制御するプログラムの作成
・ゲームエンジンやツールの開発
・キャラクターの動きやAIの実装
・バグの修正や機能改善
・リリース後のアップデート対応 など
資格・情報処理技術者試験
・C言語プログラミング能力検定試験
・Javaプログラミング能力認定試験 など
スキル・論理的思考力
・問題解決能力
・コミュニケーション能力 など

企画のアイデアを技術的に実現させるために主軸となる存在です。

2. 2Dデザイナー

2Dデザイナーは、ゲーム画面上で平面的なイラストやデザイン全般を作り出す職種です。ゲームの見た目の印象を大きく左右する役割を担います。

2Dデザイナーの基本情報は、以下のとおりです。

平均年収約442万円~453万円
仕事内容・キャラクターデザイン
・背景画の制作
・アイテムやエフェクトの描画
・ゲーム画面のUI設計 など
資格・CGクリエイター検定
・色彩検定
・Photoshopクリエイター能力認定試験
・Illustratorクリエイター能力認定試験
スキル・デッサン力
・観察力
・色彩感覚 など

美しいイラストやデザインを通して、ゲームの世界を鮮やかに描き、プレイヤーの心に響くような作品を手がけます。

3. 3Dデザイナー

3Dデザイナーは、ゲームの世界を立体的(三次元)に表現し、奥行きや現実感、躍動感を与える職種です。

3Dの基本情報は、以下のとおりです。

平均年収約484万円
仕事内容・モデリング
・テクスチャ制作
・モーション制作
・特殊効果(エフェクト)の制作 など
資格・CGクリエイター検定
・画像処理エンジニア検定
・色彩検定
スキル・デッサン力
・空間認識能力
・観察力 など

企画のアイデアをもとに、ゲームの世界にリアルな臨場感を生み出します。

4. テクニカルアーティスト

テクニカルアーティストは、ゲーム開発時にデザイナーとプログラマーの橋渡しを行う職種です。

見た目のクオリティと動作を両立させるため、技術的な視点から制作をサポートします。

テクニカルアーティストの基本情報は、以下のとおりです。

平均年収約833万円
仕事内容・モデルやアニメーションの最適化
・ツールの開発や自動化
・シェーダーの調整
・ワークフロー改善 など
資格・Photoshopクリエイター能力認定試験
・エキスパート テクニカルアーティスト:シェーディング & エフェクト
・エキスパート テクニカルアーティスト:リギング & アニメーション
スキル・3Dソフト操作スキル
・問題解決力
・コミュニケーション能力 など

ゲーム開発の中で制作とデザインの両方に精通し、品質と効率を支えてくれます。

5. UI/UXデザイナー

UI/UXデザイナーは、プレイヤーがストレスなく快適にゲームを楽しめるように、画面のデザインや操作時の体験を設計する職種です。

UI/UXデザイナーの基本情報は、以下のとおりです。

平均年収約574万円
仕事内容・メニューやボタンなどの画面デザイン
・ゲーム内の情報の整理と配置
・画面の切り替え方や操作手順の設計
・情報の伝わりやすさの設計 など
資格・アドビ認定エキスパート(ACE)
・ウェブデザイン技能検定
・Webクリエイター能力認定試験
スキル・デザインツールスキル
・思考力
・コミュニケーション能力 など

UI/UXデザイナーは、ゲームの「使いやすさ」と「快適さ」をデザインする重要な役割です。

ゲーム業界で理想の職種に就くための4つの準備

ゲーム業界で理想の職種に就くための4つの準備

理想のゲーム業界の職種に就くためには、以下4つの準備が必要です。

  1. 自己分析を行う
  2. 企業について理解を深める
  3. 作品や実績を作る
  4. ゲーム開発コミュニティやイベントに参加する

それぞれ詳しく解説します。

1. 自己分析を行う

理想の職種に就くためには、自己分析を行うことが大切です。

ゲーム業界にはさまざまな職種があります。自分の性格や強みに合った職種を選ばないと、入社後にミスマッチを感じる可能性があるからです。

自分自身の得意なことや興味、仕事に対する価値観を理解することで、数ある選択肢の中から、あなたに合った道を見つけられます。

具体的な分析方法には、以下が挙げられます。

  • ゲームのどんなところに魅力を感じるか
  • これまでどんな時にやりがいを感じたか
  • どんなことが得意か
  • 働く上で何を大切にしたいか

このように自分を見つめ直すことで、向いている職種が見えてくるでしょう。

2. 企業について理解を深める

理想の職種で働くためには、企業について深く理解することが重要です。

ゲーム会社は、それぞれ得意なゲームのジャンルや作成方法、会社の雰囲気などが大きく異なります。

これらの違いを把握することで、応募先に熱意と適性を効果的に伝えることが可能です。

具体的に理解する内容は、以下のとおりです。

  • どんなゲームを開発しているか
  • 最近力を入れていること
  • ホームページでどんな情報が公開されているか など

また、企業説明会に参加して、働く先輩の話を聞くことで、会社の雰囲気や目指す方向性を理解できます。

応募企業の「やりたいこと」や「大切にしたいこと」が、自分の考えと合っているかを見極めましょう。

志望する企業についてしっかり調べることは、自分にとって良い環境で働くために非常に大切な準備と言えます。

3. 作品や実績を作る

ゲーム開発に関わる職種を目指す上で、自身のスキルや情熱を示す作品や実績(ポートフォリオ)を作りましょう。

ゲーム業界では知識だけでなく「実際に何ができるのか」という具体的な能力や、ゲーム作りに対する本気度が採用されるポイントになります。

作品や実績を作る上で「何を表現したかったのか」「どんなスキルを使い、どのように工夫したのか」を、分かりやすいようにまとめておきましょう。

4. ゲーム開発コミュニティやイベントに参加する

ゲーム業界で理想とする職種に就くためには、ゲーム開発に関連するコミュニティやイベントに積極的に参加することが重要です。

同じ目標を持つ仲間と交流したり、ゲーム作りの技術や知識を共有したりするなど新しい人脈や学びが得られるからです。

具体的には、オンラインのゲーム開発コミュニティ(Discordサーバー)に参加して日常的に情報交換をしたり、展示会やセミナーに足を運び企業の人と直接話したりすることです。

コミュニティやイベントへの参加は、知識やスキルを深め、人とのつながりを持てる場として、今後の仕事の繋がりに関係してくるでしょう。

ゲーム業界で働くのが向いている人の特徴

ゲーム業界で働くのが向いている人の特徴

ゲーム業界での活躍や、向いている人の具体的な特徴は以下のとおりです。

  • ゲームやエンタメが心から好きな人
  • ものづくりが好きな人
  • 新しいアイデアを考えるのが好きな人
  • 新しい技術や情報に興味がある人
  • 人と協力して何かを成し遂げるのが好きな人
  • 粘り強く物事に取り組める人
  • 探求心や好奇心が旺盛な人

上記以外の人がゲーム業界に「向いていない」というわけではありません。

ゲーム業界は、変化と創造性にあふれた環境であるため、自身の能力を活かし、大きな達成感を得ながら働ける可能性が高いと言えます。

まとめ

まとめ

ゲーム業界には、企画・制作を中心にさまざまな職種が存在し、求められるスキルや適性が異なります。

その中から自分の得意分野を見つけることが、業界で活躍する第一歩です。また、理想の職種に就くためには、自己分析やポートフォリオの準備などが重要になります。

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