転職～就職までの期間『1か月～3か月未満』が最多
株式会社Hiraku agent（本社所在地：東京都品川区、代表取締役：加藤 啓介）は、
転職経験のある20代～40代男女1,002名を対象に、「転職活動を成功させるポイント」に関する調査を実施しました。
自分のやりたいことを仕事にしたい、新しい業界にチャレンジしたいと「転職」を前向きに捉える方が増えているという話があります。
しかし、思ってはいても何から始めたら良いのだろうか、どのように転職活動を進めれば良いのか、面接対策やポートフォリオ作成（※）にはどのように取り組むべきか、エージェントを利用したほうが良いだろうかなど、不安や疑問を抱えている方も少なくないかもしれません。
そこで今回、ゲーム業界に特化した転職支援サービスを展開する株式会社Hiraku agent（https://hiraku-agent.com/）は、転職経験のある方を対象に「転職活動を成功させるポイント」に関する調査を実施しました。
※転職活動におけるポートフォリオとは、取得している資格やスキル、実績、作品など、自分を的確に評価してもらうための資料や書類のこと
調査概要：「転職活動を成功させるポイント」に関する調査
【調査期間】2024年3月21日（木）～2024年3月22日（金）
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「PRIZMA」によるインターネット調査
【調査人数】1,002人
【調査対象】調査回答時に 転職経験のある20代～40代男女 と回答したモニター
【調査元】株式会社Hiraku agent（https://hiraku-agent.com/）
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
転職活動を始めてから就職までの状況とは？
はじめに、転職活動の状況からうかがっていきましょう。
「転職活動を始めてから就職までどのくらいの期間がかかりましたか？」と質問したところ、『1ヶ月未満（19.0％）』『1ヶ月～3ヶ月未満（41.6％）』『3ヶ月～6ヶ月未満（20.5％）』『6ヶ月以上（18.9％）』と回答しました。
「1ヶ月～3ヶ月未満」で転職先が決まる傾向が多い一方で、それ以外の割合は均衡していることから、長くかかるケースも少なくはないようです。
では、どのような部分に苦労したのでしょうか？
「転職活動中、困ったことや大変だったことを教えてください（上位3つ迄）」と質問したところ、『自分に合った求人が見つからないこと（44.6％）』と回答した方が最も多く、『自分のやりたいことや適性がわからない（37.0％）』『履歴書や職務経歴書の作成（31.3％）』と続きました。
もう少し具体的に、転職活動中に困ったことや大変だったことに関してうかがってみました。
■転職活動中に感じた“悩み”とは？
・自分に合っている職種が何なのかわからなかったし、どのように求人を探せば良いかもわからなかった（30代／女性／会社員／滋賀県）
・特に資格を持っているわけでもなく、自分の適正もわからず、書類でも面接でも自己PRがうまく行かず失敗ばかりでした。お金がなかったから一刻も早く働きたいのに不採用が続いてモチベーションも下がって苦労しました。心から働きたいと思える企業に出会えず、志望動機も曖昧だったからだと思います（30代／女性／会社員／茨城県）
・採用されたとしても実際に働きやすいのかどうか、求人内容だけではわからない転職先の職場の人間関係や環境に関して不安でした（40代／女性／会社員／神奈川県）
・なかなか採用試験に合格せず、また本当に自分のやりたい仕事とは何だったのかわからなかったこと（40代／男性／公務員／神奈川県）
なかなか合格に結びつかないこと以外にも、自分に合った仕事がわからないといった不安や記載された条件などだけで選定しきれないといった点に苦労や悩みを抱えていたようです。
約3人に1人は転職エージェントの利用経験あり！求人紹介が“多い”との声も…
転職活動が思うように進まない場合は、転職エージェント（転職の相談やアドバイス、求人紹介を行う人材紹介会社のこと）に登録するという方法もあります。
では、どのくらいの割合の方が転職エージェントを利用していたのでしょうか。
「転職活動でエージェントを利用しましたか？」と質問したところ、約6割の方が『いいえ（61.8％）』と回答しました。
実際の転職活動においてエージェントを利用したことのある方は、4割未満にとどまる結果となりました。
転職活動に転職エージェントを利用することについて、どのようなメリットがあるのでしょうか。
前の質問で「はい（転職エージェントを利用した）」と回答した方に、「転職エージェントを利用して良かった点を教えてください（複数回答可）」と質問したところ、『転職活動の進め方に関するアドバイスがもらえた（49.1％）』と回答した方が最も多く、『企業の情報を事前に得られた（38.4％）』『面接対策をサポートしてもらえた（36.8％）』と続きました。
自分一人では不安や難しいと感じることも、転職エージェントを利用することで安心して転職活動に取り組めていたことがうかがえます。
さらに、求人紹介数についてもうかがっていきます。
先ほどの質問で「はい（転職エージェントを利用した）」と回答した方に、「転職エージェントからの求人紹介が“多い”と感じたことはありますか？」と質問したところ、約6割の方が『はい（60.1％）』と回答しました。
転職エージェントを利用することで、転職希望者が自ら転職先を探す手間を軽減できるでしょう。しかし、中には“多い”と感じる方も多いことが判明しました。
では、実際に何社くらいに応募していたのでしょうか。
次に、先ほどの質問で「はい」と回答した方に、「転職活動中、何社くらい応募しましたか？」と質問したところ、『1社～5社ほど（38.7％）』『6社～10社ほど（42.6％）』『11社～20社ほど（12.2％）』『21社以上（6.5％）』と回答しました。
最も多いのは約4割の「6社～10社ほど」となりましたが、「11社～20社」ほど、また中には「21社以上」も応募したという方が一定数いることもわかりました。
厳選されたはずの求人でも、あまりにも多すぎると理想の転職先を見つけ出すのが“大変”かもしれません。
転職エージェントに求めるものは？業界特化のサポート体制は「効果的」という意見が多数
では、転職エージェントを利用する場合、どのようなサービスやアドバイスを受けると良いのでしょうか。
そこで、アンケート回答者全員に、「転職エージェントに求めるものを教えてください（複数回答可）」と質問したところ、『自分のペースに合わせた転職サポート（39.8％）』と回答した方が最も多く、『無理な勧誘をしないこと（38.0％）』『面接対策や履歴書作成に関する具体的なアドバイス（36.7％）』と続きました。
転職エージェントに求めているものが明らかになりました。
では、それらのサポートをどの程度受けたいと思っているのでしょうか。
「転職エージェントの面接対策はどの程度のサポートを望んでいますか？」と質問したところ、『基本的な面接対策があれば十分（例：一般的な質問リスト、回答のヒントなど）（45.8％）』が最も多く、『非常に詳細な面接対策が欲しい（例：模擬面接、個別フィードバックなど）』と続きました。
サポートに関しては、人によって求める度合いがやや分かれる結果となりました。
続いて、業界に特化したサポートについてもうかがってみました。
例えば、クリエイターといった専門性が求められる業界へ転職する際、グラフィックデザイナーとWebデザイナーとでは作成すべきポートフォリオの内容が異なります。
このような場合、履歴書やポートフォリオの作成を転職エージェントからのアドバイスを受けることについて、どのくらい効果があると感じているのでしょうか。
「専門性が求められる業界への転職を考えている場合、業界のプロによる履歴書やポートフォリオの添削は効果的だと思いますか？」と質問したところ、『とてもそう思う（24.2％）』『そう思う（50.8％）』『あまりそう思わない（19.3％）』『全くそう思わない（5.7％）』と回答しました。
7割以上の方が、専門性が求められる業界への転職を考えている場合は業界のプロを利用するほうが効果的だと考えていることがわかりました。
エージェントを選ぶ際には、業界特化といった強みをもっているかなども意識して選ぶと良いかもしれません。
【まとめ】転職エージェントの利用メリットが判明！利用の際は、転職エージェントの見極めも忘れずに
今回の調査で、20代～40代男女の転職経験者の転職実態が明らかになりました。転職活動を始めてから就職するまでにかかる期間は「1ヶ月～3ヶ月未満」が多いようですが、それ以上長くかかることも珍しくはなく、自分に合った求人が見つからないことや適性がわからないといったことで悩んでいる様子がうかがえました。
このような場合、一人で悩むのではなく転職エージェントもうまく活用することで転職活動を成功に導くことができるでしょう。事実、専門性が求められる業界への転職ならば、業界のプロに頼るほうが効果的だと考える方が約7割と多い傾向が見られました。
しかし、実際には転職経験者の61.8％が転職エージェントを利用していないこともわかりました。転職エージェントを利用することで求人紹介といったサービスを受けることができますが、いくら紹介数が多くても、採用までに10社、20社も応募するのでは大変です。
転職希望者の要望に応えられるかどうか、転職エージェントを利用する際には、その見極めも重要です。
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